丸い家にはどんなメリットがある?ドームハウスのメリットとデメリットを解説します!
マイホームを持つ方、これから購入を検討されている方にとって、災害対策や環境への配慮は無視できない問題の1つです。
そんな中、近年の新しい住居スタイルとして、丸い家であるドームハウスが注目を集めています。
そこで、今回の記事では、丸い形の家である「ドームハウス」について、その特徴やメリットをご紹介します。
目次
災害に強い丸い家のメリット
災害時の安全性を考えた時、ドームハウスはその形状が大きな強みを発揮します。
ここでは、そんな丸い家、ドームハウスならではのメリットを3つ簡単に解説します。
1:風を受け流す構造
ドームハウスの流線形デザインは、台風をはじめとする強風を効率よく逃がす構造になっています。
このため、風によるダメージを最小限に抑えられ、地震においてもその構造が生み出す安定性が注目されています。
2:雪が積もりにくい
ドーム形状は、その丸いシルエットから、雪が積もりにくく設計されています。
そのため、積雪による重量負荷が少なく、冬場のメンテナンスが楽な点で優れています。
3:耐火性に優れる
発砲ポリスチレンを取り入れた建材で建てることで、ドームハウスは優れた耐火性も持ち合わせています。
火災から家族と財産を守る安全な住まいを建てたい方は、住居スタイルにドームハウスを選んでみても良いかもしれませんね。
ドームハウスにデメリットはある?
ここでは、ドームハウスならではのデメリットを2つご説明します。
1:個室の数が限られる
丸い家であるドームハウスは、通常の住居スタイルと異なり、外部と接しているすべての面の内側に個室を作る設計は行えません。
その背景には、ドームハウスの平面形状が円形ではないことがあります。
平面形状が円形でないことは、窓やドアを設置できる面が少ないことを意味します。
その限られた面を、玄関・キッチン・お風呂場と必要な順に割り振ることで、個室の数が制限されてしまうのです。
2:設計によってはダイナミックさを感じられない
丸い家であるドームハウスの最大の特徴ともいえるダイナミックな丸いドーム天井。
この最大な特徴を活かすためには、天井を大きく見上げられる設計であることが必要不可欠です。
つまり、外部に接する面すべてに個室を作る、上階部分を個室で覆ってしまうことは、ドーム天井ならではの魅力を味わえないことにつながります。
加えて、視線が抜ける天井が味わえないことは、空間の圧迫にもつながり、その結果窮屈な家が完成してしまうのです。
まとめ
ドームハウスは、災害時の安全対策や環境配慮、住宅コストの削減に貢献する可能性を持つ新しい住宅スタイルです。
その独特の形状は多くのメリットを提供する一方で、設計や建設にあたってはいくつかの配慮が必要です。
今回ご紹介した内容を参考に、丸い家である「ドームハウス」をマイホームに選んでみてはいかかでしょうか。