高さで費用が変わる理由 — 高所作業車と足場
「同じ1.8メートルの壁面看板なのに、A社とB社で施工費がまるで違う」。設置する高さが違えば、これは当然起きます。
高さごとに変わるもの
| 設置位置 | 必要になりがちなもの |
|---|---|
| 手が届く高さ | 脚立。作業人数も少なくて済む |
| 2〜3階相当 | 高所作業車。前面道路に停める場所が要る |
| それ以上、または作業車が入れない | 足場の組立・解体。日数が増える |
作業車が停められるか
高所作業車を使う場合、前面道路に停めて作業します。交通量の多い道路や、歩道が狭い場所では、道路使用の手続きや誘導員が必要になることがあります。ここは看板の大きさとは関係なく、立地で決まります。
日程にも効く
足場が要る工事は、組立・施工・解体で日数がかかります。開店日が決まっているなら、この日数を見込んでおかないと間に合いません。
見積を比べるときは、「どうやって取り付けますか」を聞いてみてください。脚立で済ませる前提の見積と、高所作業車を含む見積を並べて安いほうを選ぶと、あとで追加費用が出ます。
作業時間帯でも変わる
商業施設や繁華街では、日中の作業ができず夜間工事になることがあります。人件費の割増と、機材の夜間手配で費用が上がります。ビルの管理規約で作業時間が決まっていることも多いので、見積の前に確認しておくと数字がぶれません。
搬入経路
大きな看板は、現地まで運べるかが問題になります。狭い路地、エレベーターに入らない長さ、階段しかない建物。分割して現地で組み立てる設計にすると、製作費は上がりますが搬入できます。ここは現地を見ないと分かりません。
「現地調査に来るか」で判断できる
電話とメールだけで金額を出してくる業者は、こうした条件を見込んでいない可能性があります。現地を見てから出た見積のほうが、あとで追加が出にくいです。調査に来るかどうかは、見積の精度を測る手がかりになります。