物件を決める前に看板の可否を確認する
立地と家賃で物件を決め、契約してから看板の相談を始める。この順番だと、看板を出せない物件を引いてしまうことがあります。
物件を見に行った時点で確認できること
- ビルの管理規約:共用部の壁に看板を出してよいか。袖看板を禁止しているビルはあります
- 壁の構造:取り付けられる壁か。タイル張りやカーテンウォールは制約が出ます
- 前面道路との関係:突き出しを出せる余地があるか
- すでに出ている看板:ほかのテナントがどんな看板を出しているかは、そのビルで何が通っているかの手がかりになります
- 区域:景観に関する区域に入っていないか
聞く相手
不動産会社に「看板は出せますか」と聞くと「大丈夫だと思います」と返ってくることがあります。決めるのはビルの管理者と自治体です。可能なら、契約前に管理会社へ直接確認を入れてもらってください。
郊外の独立店舗なら壁面や自立の自由度は高くなりますが、幹線道路沿いは沿道の規制が入ることがあります。自由度が高そうな立地ほど、条例側で見るべき点が増えると考えておくと外しません。
図面で分かること、現地でしか分からないこと
物件資料の図面では、壁面の寸法や前面道路の幅は分かります。分からないのは、壁の下地、既存の配管やダクトの位置、隣の建物との干渉、日当たりです。看板を出す面がどれくらい汚れているか、既存の取付跡があるかも、行かないと分かりません。
歩行者の目線で見る
どちらから歩いてくる人に見せたいのか。車で通る人に見せたいのか。立って見る位置を変えると、必要な看板の形が変わります。壁面だけで足りるのか、袖看板が要るのかは、実際にその場に立つといちばん早く分かります。
周囲のテナントを見る
同じビル、同じ通りの店がどんな看板を出しているかは、そこで何が通っているかの実例です。極端に地味な看板ばかりなら、規制が厳しい区域である可能性があります。逆に大きな看板が並んでいるなら、同等のものは出せる見込みが高いということです。